国語の教科書で大岡信さんが言葉の力について述べていた。
子供の頃の記憶だけどハッキリ覚えているのは、大人になって言葉の力を実感しているからだろう。
言葉は力を持つ。
その力は人を元気付けたり喜ばせたり出来る。
夢枕獏は「安倍晴明」の中で晴明にこう語らせている。
「一番強い呪(しゅ)は優しい言葉」だと。
でもそれを悪用する奴らがいる。
詐欺師とか、人の心を自分の思い通りに操ろうとする人間が。
気をつけなくてはいけない。
言葉とかコミュニケーション技術は確かに重要だし有効だろう。
でもその言葉の陰に自己本位な心があるなら、どんな美辞麗句もまやかしの金メッキだ。
相手を思う心があってこその、言葉や行動。コレが一番大切だと思う。